新・ドラマ囲炉裏の会

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カーネーション 全151話


カーネーション01

年を取るっちゅうことはなー、奇跡を見せる資格がつくっちゅうことなんやーー


夏木マリ/尾野真千子/二宮星   小原糸子

評価        ★★★★★

いやぁ~まさに大団円、そして大往生。
朝の連続テレビ小説「カーネーション」が見事なラストを迎えた。
岸和田のだんじりにあこがれた幼少期に始まり、
だんじりを見るために作ったサロンに飾られた遺影で終わる、、、
とても素直でバランスのとれた作品だった。
最近の韓国ドラマでちょっと残念な思いをしていたので、
この普通のラストがとても心地いい。

晩年の糸子の女優交代、
尾野さんが好演していただけに、さまざまな批判があったと聞いた。
しかし、私が見る限りでは、ほとんど違和感はなかった。
むしろ終盤、夏木さんが演じることで重厚感が増し、
「老い」というテーマが絞られた点でも、良かったのではないかと思う。
それほどに彼女の演技はすばらしかった。
そして彼女に語らせるセリフがまた一々すばらしかった。
たったの15分、毎日泣いた。


カーネーション03


長い長い記憶を持ってる、それが年寄りの醍醐味とも言える。
守り続けて闇の内に葬るはずやったもんが、
うっかり開いてしまうこともある。
老いぼれた体にとどろくこと、打ちのめすこと、
容赦のうて……
ほんでも、これを見るために生きてきたような気もする。。。


まずね、こんな文を書ける脚本家の渡辺氏が心底うらやましい。
すごいよね。
誰にでも長い長い人生の中には、闇に葬りたい過去の一つや二つはあるものだ。
それがひょんなことから表に転がり出てしまう。
そんな出来事を「これこそが長生きの妙味」と言いつつも、
号泣する糸子。
その姿が実に生々しくて、それが実に生命力に溢れているのだ。

90を越えてなお、その時の感情を蘇がえらせる感性の豊かさは、
むしろ「体力」と言ってもいいかもしれない。
そこが長生きの秘訣であり、糸子の成功の秘訣とも言える。

生きものはみんな、人気商売である

渡辺氏が昔読んだ本の中で、印象に残った言葉だという。
糸子の人生が魅力的で輝いて見えるのは、生命力だけじゃなく、
その姿勢にあるのだと思う。

足を骨折した時、帰省した娘たちから、仕事をやめろと言われた糸子。
「引退して私たちそばにいて、
仕事だって私たちがお母ちゃんに気を使って回してやってんやで」と、、、
恐らくこの言葉に糸子は、その後の自分の人生に覚悟を決めたんだと思う。

カッコつけて生きよう。。。

とはドラマの中では言ってないけれど、
自分が最期までおもろく生きるためには、
たとえ子供の前でも「老い」を言い訳にしてはいけないと思ったのだろう。
カッコつけて生きる、人気商売のように生きる、
それは決して楽ではない、
むしろ、老いていく身にはとてもしんどい毎日だったと思う。
でも、そうすることでプライドを持てる、
それが自分を支えてくれる、
そうすれば自分に自信ができて、その結果、毎日が楽しくなる。。。

生きものが健全な形で親子になろうとした理想的な形

糸子たち親子を渡辺氏はこう言う。
お互いが依存せず自立していて、
しかも輝いている姿を見せるために努力し続けること、、、

これって厳しいし、体力的に弱くなる年寄りにはとっても辛いことだと思う。
でも出来る限り、こういう生き方をしたいよね。
体力、精神力、そして経済力が続く限りは。。。

毎日毎日、このドラマの感想を母と話した。
すばらしいを連呼する母だったけれど、
終盤になるにつれて「うらやましい」とも言っていた。
その理由を聞くと、「糸子ほど恵まれている人は滅多にいない」と、、、

まずその能力のゆえに、一生仕事を続けることができて、
90を越えても現役でい続けたこと、
その結果、経済力にも人間関係にも恵まれ、
子供の助けがなくても日々人に囲まれながら過ごせたこと、
しかも子供たちの成功とその母親という名誉を得られたことで、
多くの人々から尊敬され、自分の生きてきた道を人々に話せる機会に恵まれたこと、
そういったことがとてもうらやましくて、
普通の平凡な年寄りには輝かし過ぎるとも言っていた。

まあ、だからこそこんなドラマになるわけで(苦笑)
私たち平凡な人間には、彼女のようなサクセスストーリーは望めない。
でも彼女が生きた姿勢から少しでも学ぶことで、
幸せへの近道を見つけることができるのかもしれない。
そんな深くて大きいものを、糸子からもらえたような気がしている。

小篠綾子さん、そして彼女の人生を素敵に脚色してくれた渡辺あやさん、
そして夏木さんをはじめ、多くの共演者の皆さんに感謝です。

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*Comment

みずかさんへ 

> カーネーションは見ていないので語れませんが、いつか見たいです。
> 共感できる部分がたくさんありそうです。

お洒落に関する考え方がとてもみずかさんに合うと思います。
ゴールデンウィークに総集編するみたいだよ。

> ピックさんくらいの年齢でそんな悲しいこと言わないで~っ
> いいんですよ、スーパーにオシャレな服を着て行ったって。
> なんなら今度の爆裂会、ドレスコード上げちゃいますか(爆)

アハハ、それいいね。一度、やってみたい♪

私は基本、お洒落じゃないんだと思う。
もちろん洋服やアクセサリー、バッグも楽しみたいんだけど、
誰にも会わない状況(たとえば家の中とか冬のコートの下とか(^_^;)では、
面倒でちゃんとした格好を全くしてません(^_^;)
そのくせ見栄っ張り(そう、ズボラで見栄っ張りなの(笑)だから、
決してジャンパーは着ないでおこうと決めているので、
半コートかジャケット、ブレザーを着るので、
スーパーに気軽に着ていけるジャンパーがない状況です(苦笑)

母は(おそらくみずかさんもそうだと思うけど)自分のためにお洒落をする人なので、
家の中でもスカートをはいてるし、未だかつてパジャマ以外のジャージみたいな楽なパンツをはいてるのを見たことがありません。
スーパーに行くにしても指輪をつけて、ヒールをはいていきます。
誰かに見られるとかじゃなくて、自分の楽しみのためにお洒落するんだよね。
それってすごいなと思います。

> 時間に追われて過ごしているせいか、
> オシャレくらいしないとストレスたまっちゃって前向きになれないと、
> ある時ふと気づきました。
> 人生における重要な要素の1つかな・・・と感じています。

「カーネーション」でもそういうことを主人公を通して言っていましたよ。
お洒落は大切な自己表現だと…
そしてお洒落を通して力をもらえるのだと…

私もみずかさんや母ほどじゃないけど、
やっぱりお洒落は一生楽しんでいきたいなと思います。
爆裂でもまたそんな話、したいね♪
  • posted by ピック 
  • URL 
  • 2012.04/12 23:35分 
  • [編集]

前を向いて 

カーネーションは見ていないので語れませんが、いつか見たいです。
共感できる部分がたくさんありそうです。

> 第一お洒落したってだんだんそういう「着ていく場所がない」ってみんな言うでしょ?

ピックさんくらいの年齢でそんな悲しいこと言わないで~っ
いいんですよ、スーパーにオシャレな服を着て行ったって。
なんなら今度の爆裂会、ドレスコード上げちゃいますか(爆)

35歳くらいを境目に、カジュアルスタイルの方が断然難しくなります。
下手すると女を捨てているように見えたりとか・・・
むしろ、多少ファッショナブルなほうが違和感ないです。

時間に追われて過ごしているせいか、
オシャレくらいしないとストレスたまっちゃって前向きになれないと、
ある時ふと気づきました。
人生における重要な要素の1つかな・・・と感じています。
  • posted by みずか 
  • URL 
  • 2012.04/12 00:14分 
  • [編集]

かよこさんへ 

> 今日の「徹子の部屋」(コシノジュンコさん)見て
> ピックさんのお母様の言葉を思いだしたよ。
> 何十歳も若い私も輝かし過ぎると思う。
> 私はドラマ見てないけど、実際に死ぬ間際まで見事な
> 人だったんだね。十分の一でもいいから、あやかりたいわ。

私くらいの年齢ですらそう思うもん(^_^;)
第一お洒落したってだんだんそういう「着ていく場所がない」ってみんな言うでしょ?
綾子さんは90過ぎても手帳一杯スケジュールで埋まっていて、
毎日毎日、その時間のやりくりに秘書のような人が大変な思いをしていたようです。
まあ、滅多にいない人だよね。
  • posted by ピック 
  • URL 
  • 2012.04/11 22:35分 
  • [編集]

木の実さんへ 

> 「カーネーション」の話ではなくて恐縮ですが、
> ピックさんは、「カーネーション」と同じ脚本家の渡辺あやさんが執筆し、、尾野真千子さんが主演されている「火の魚」という短編はごらんになったことありますか?

ないです。
尾野さんは「mother」の時にへぇ~と思った女優さんで、
その後からする役で随分雰囲気が違うものを出せる人だな~と思っていました。

「火の魚」、DVDが出るなら、ぜひ見てみたいと思います。
  • posted by ピック 
  • URL 
  • 2012.04/11 22:32分 
  • [編集]

No title 

アンニョン ピックさん!

>普通の平凡な年寄りには輝かし過ぎるとも言っていた。

今日の「徹子の部屋」(コシノジュンコさん)見て
ピックさんのお母様の言葉を思いだしたよ。
何十歳も若い私も輝かし過ぎると思う。
私はドラマ見てないけど、実際に死ぬ間際まで見事な
人だったんだね。十分の一でもいいから、あやかりたいわ。
  • posted by かよこ 
  • URL 
  • 2012.04/09 22:38分 
  • [編集]

火の魚 

「カーネーション」の話ではなくて恐縮ですが、
ピックさんは、「カーネーション」と同じ脚本家の渡辺あやさんが執筆し、、尾野真千子さんが主演されている「火の魚」という短編はごらんになったことありますか?

http://www.nhk.or.jp/hiroshima/program/etc2009/drama09/

https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2011033459SA000/index.html
私もいちど見ましたが、なかなかいい作品です。賞もいろいろ受賞してるみたいで、アンコール放送が過去に何回もありました。
DVD未発売でしたが、要望が多いらしく、、
音声音楽変更?劇場版のものが、7月にDVDが出るみたいですね。
  • posted by 木の実 
  • URL 
  • 2012.04/09 00:13分 
  • [編集]

かめさんへ 

> GWに総集編をやるみたいですね。
> 録画しなくちゃ(^^)

非常によくできた作品なので、本当は全話見ていただきたいんですが、
なんせ長いですからね。
総集編だけでも良さが伝わると思いますよ。
とにかく後半のセリフに注目です。
  • posted by ピック 
  • URL 
  • 2012.04/08 01:08分 
  • [編集]

 

GWに総集編をやるみたいですね。
録画しなくちゃ(^^)
  • posted by かめ 
  • URL 
  • 2012.04/07 06:10分 
  • [編集]

mさんへ 

初めまして。
そして、書き込み、ありがとうございます。

女優の交代は難しいですよね。
それに、最後は糸子ばかり老けさせて、三姉妹は若いままでしたし(苦笑)

また遊びに来てください♪
  • posted by ピック 
  • URL 
  • 2012.04/04 01:35分 
  • [編集]

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  •  
  • 2012.04/03 16:29分 
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