新・ドラマ囲炉裏の会

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トンイ 56~60(ラスト)




すべてが差し出せるのは、心が満たされているからです。

終わった。。。(泣)あ~寂しいよぉ~

何なのだろう、この感情、すごく悲しいドラマだったわけでもないし、
成功者のドラマだったのに、すごく達成感に溢れてるというドラマでもなかった。
でも、ここまで優しく尊いものを見せてくれたことに、何だか涙が出て仕方なかった。

昨年、最終回を待たずに「囲炉裏グランプリ」にしちゃったので、
少し心配してたんだけど、
やっぱりラストまで見ても、昨年のグランプリにふさわしい作品でした。

ビョンフン監督、ヒョジュさん、ソヨンさん、そしてチ・ジニさん、ほんとにお疲れ様でした。


トンイラスト


いつも史実との整合性で「江」のレビューでも厳しく突っ込んでる私だけど、
この「トンイ」もまた、歴史的に彼女が最後ああいう生き方をした、という根拠はない。
でもそこに製作者が伝えたいメッセージが深く存在し、
視聴者の心に響くものであり、
ずっと描いてきたキャラとの間に違和感がない展開であれば、
十分説得力のあるものになるんだな~と思った。
それこそがフィクションのすばらしさなのではないかと、、、

トンイはどんな立場にいても、決して変わらなかった。
いつも一生懸命ポジティブに自分の世界を切り開き、
その勇気と愛で、周りの人々を幸せにしていった。
それは賤民から側室になっても変わらなかった。
その「愛」と「勇気」の力強さ、
それをトンイという女性を通して全編、このドラマは訴え続けたように思う。

最終話、トンイが出宮するというエピ。
これを見て私は「人の気持ちの痛み分け」を感じた。
禧嬪がどんなに悪女であっても、世子にとっては大切な母親だ。
その母を失った世子が、母親と睦まじくするヨニン君を近くで見続けることは、
やはり大きな苦痛を伴う日々になったことだろう。
しかし、淑嬪もまた出宮することで、ヨニン君もまた母親とは会いづらい環境になる。
恵まれている側が、すべてを手に入れようとしてはいけない。
一番大切な我が子と離れて暮らす、という勇気ある母親の決意があったからこそ、
母のいない世子も、一番の寵愛を得られない中殿も、
淑嬪の思いを尊重し、ヨニン君を大切にしたのだろう。
このエピが史実に基づいたものではないかもしれないが、
人の気持ちの弱さをとてもうまく描いていて、とても心に響いた。

復讐の連鎖は、どこかで断ち切らないといけない。
ヨンサン君の例もあるように、母を失った王の治世がどんなことになるか、
あの当時の淑嬪もまた、どれほどそれが恐ろしかったことだろう。
でもその世子との間に、そんな復讐心を越える信頼があった、という
その証のようなエピソードだったように思う。

禧嬪と淑嬪、、、
前のレビューにも書いたけど、この囲炉裏でもさんざん登場する、
いわゆる「持てるものと持てないもの」との差だったんだよね。
トンイには絶対的な王の愛がある。
溢れんばかりの粛宗の愛がある彼女には、何を失っても、
何を差し出しても恐くない心の安寧があるんだよね。
でも、禧嬪はそれを奪われた女性。
彼女には、一番強い武器がない。
そうなるとそれを補うために、武器を集めようとする。
少しでも自分が強くあるがために、愛や権力に執着するようになる。
世子という一番強い愛がそばにあったというのに、
それさえ見えなくなってしまったのが、彼女の悲劇だよね、、、(泣)

彼女とトンイを見ていて、愛というのは、なぜ分け合えなかったのだろう、
と思ってしまった。

最終話の世直し黄門様のようなトンイは、ある意味『理想』だろう。
まるで道徳の本のようなラストだったけれど、
私は決して嫌いじゃない。
最初に書いたように、そこにトンイの原点があり、
それこそがこのドラマの一番伝えたいことだっただろうから、、、

心に尊い遺志を抱けば、尊い人になれる、、、

賤民出身の女性を愛した粛宗もまたあっぱれだし、
その女性から生まれた王子を、王にした世子や周りの人々もすばらしい。
そして朝鮮王在位最長の王となったヨニン君もまた、見事だよね。

淑嬪ことトンイは、このヨニン君のあと、もう一人男の子を生んでいるが、
早夭している。
そして1718年49歳で病死。
粛宗はその2年後、崩御している。。。

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  • 2011.02/13 23:08分 
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minoさんへ 

> しかし、物事はおしなべてそれぞれ見た人の主観が大きく作用して記憶されますから、どれも真相といえばそうなのかもしれませんね。
> この「トンイ」は史実でなく、とにかくイ・ビョンフン監督の創作した「ファンタジー・ロマンス」として鑑賞するのでよいのかも知れません・・・

同感です。
要は見た人が満足しさえすればいいわけですから、、、
その満足した人が多い作品は、それだけ伝えたいメッセージが、
共感を得やすいということなんでしょうね。

一つの事実をどういう局面で見るか、
その見方によっては、事実もいくつもある、ということになります。
吉良上野介が浅野内匠頭に切りつけられたあの事件も、
四十七士の雄姿により、浅野家が一方的に被害者、
吉良が一方的に悪人のように伝えられていますが、
実際の吉良のお殿様はとてもいい人だった、という伝聞もあるようですし、
浅野がたいそう田舎大名で、信じられないほどの無礼者だったとする説もあるようです。

だけどあの何年にも計画した仇討を美談にして、
フィクションとして楽しみたい、という視聴者側の思い込みを満足させてくれるのであれば、
それはそれでいいわけですし、
(吉良の子孫はそれでは納得しないかもしれませんが(笑))
そこが「時代ものの教育番組」と「時代劇」の一線を画したところなのかもしれませんね。

> ホント、このピックさんが載せてくださった曲いいですよね。私はトンイが奏でたヘグム・バージョンが好きで、この曲にのった「トンイ」は一級の歴史・ロマン・ドラマだったと思っています。終わって寂しい!

おお、素晴らしい♪
「一級の歴史ロマン」いい言葉ですねぇ~
それでこそ、フィクションであり、作り手の感性のすばらしさゆえんなのでしょうね。
  • posted by ピック 
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  • 2011.02/13 01:25分 
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木の実さんへ 

いつもながらお見事な解説、すばらしいですv-424

英祖と世子の関係って現代にもよくありそうな話ですよね。
たたき上げの父親とボンボンの息子、そういう父子の葛藤って
父親からしたらなんで努力しないのだと息子が情けなくなり、
息子からしたらそういう父親の気持ちは、押しつけ以外の何物でもなく
ウザいということになります。

現代なら息子が家を飛び出して不良になるか、オヤジと喧嘩して警察沙汰になるか、、、

朝鮮時代、まして朝廷という権力が渦巻く世界での王族の親子喧嘩は、
そこに木の実さんが教えて下さった淑儀ムン氏のような人が、介入するわけですから、
血みどろの争いになってしまうわけですよね。
だからほんの僅かでも不仲であることを、他人に悟られてはならない、
後継者として不利なものはひた隠しにしなければならない(ヒビンの世子の病気の件とか)、
そういう行動に出ないと王族は、あっという間に彼らを担いだり引きづり下そうとする人々から利用されてしまったのでしょう。

そういう意味で、おっしゃるように英祖は世子教育に失敗し、
世孫教育でその失敗を取り戻そうとしたんでしょうね。

歴史は色々な解釈があって面白いです。
トンイという女性も最後、寂しい余生だったかもしれません。
でも最後、一人で暮らした彼女の生き方を、
ヨニン君のため、世子のため、中殿のため、ひいては粛宗のため、
というきれいなまとめ方に結びつけたビョンフン監督のそれは、
フィクションとしてはすばらしかったなと思います。
それこそ史実とフィクションの整合性ですよね。
  • posted by ピック 
  • URL 
  • 2011.02/12 02:51分 
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No title 

ピック様、木の実様

いろいろ、勉強になりました。ありがとうございます。木の実さんはほんとうにいつもお詳しいですね~。感心します。

「イサン」「チャン・ヒビン」を見てこの「トンイ」を見ますと、一体、どれが真相か?と混乱しますよね。

しかし、物事はおしなべてそれぞれ見た人の主観が大きく作用して記憶されますから、どれも真相といえばそうなのかもしれませんね。

この「トンイ」は史実でなく、とにかくイ・ビョンフン監督の創作した「ファンタジー・ロマンス」として鑑賞するのでよいのかも知れません・・・

ホント、このピックさんが載せてくださった曲いいですよね。私はトンイが奏でたヘグム・バージョンが好きで、この曲にのった「トンイ」は一級の歴史・ロマン・ドラマだったと思っています。終わって寂しい!
  • posted by mino 
  • URL 
  • 2011.02/11 23:07分 
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No title 

先ほどの続きに話を戻して
父子の間に少しずつ葛藤が生じて親子関係に亀裂が大きくなりつつあったころ、ヨニン君をかわいがり、英祖として景宗の後で王位につくときに後ろだてになってくれ、英祖を尊重してくれた
粛宗の第二継妃の仁元王后(「同伊」で最後に粛宗がむかえていた王妃で最終的にヨニン君の養母となった中殿にあたるひと)宮中の重しの役割だった大王大妃と、
英祖が最初に迎えた王妃貞聖王后(「同伊」の最後のほうでヨニン君がかわいいお嫁さんもらってましたね)がほぼ似たような時期になくなって、英祖は中殿の位を長いことあけておけず、51歳年下の新しい王妃貞純王后を後添に迎え、、自分よりも年下の義母が来るなど思悼世子からみても、宮中の状況がかわったこともことを複雑にしたでしょう。とはいっても、正祖死後には悪名高くなる英祖ののち添えの王妃貞純王后は思悼世子の廃位に全面にかかわったとは断定し難い部分もあるのですが、ただ後宮の勢力図がかわったことは間違いありません。
また、「イ・サン」ではでてこないのですが、当時英祖ごひいきだった英祖側室に淑儀ムン氏
(あまり詳しい記録のない人ですが、英祖の翁主(娘)を二人生みますが、のちに正祖に廃され、思悼世子事件に深くかかわった兄等が処刑された女性。相当な悪女、ドラマ「大王の道」、にはでてます。「大王の道」で淑儀ムン氏を演じているのは、今は日本での活動もするユン・ソナさん)というこの側室が、老論と組んでかなり思悼世子の追い落としにかかわっていて、余計に思悼世子を鬱状態にさせ精神的な部分を悪化させ、英祖に世子への不信感をあおる方向、世子を王が政敵視する方向にもっていったのは間違いないのです。とにかく、説明し始めるときりがないですが、とにかくものすごい複雑な事情が色々絡んでいてそれらがうまーく利用されました。(このあたりは1998年のMBCの伝統史劇ドラマ「大王の道」が古いドラマですが、かなり詳しく描いてます(そしてこのドラマでの英祖の描写はそれはもう散々で、このドラマを見た人は、なんという偏屈なひねくれものーとほぼ99パーセント?のj確率で英祖のことが嫌いになれること間違いなしです(^_^;)「イ・サン」や「同伊」で英祖にさほど悪いイメージがなかった人であればあるほどびっくりするドラマだとおもいます。とにかく暗くて憂鬱で陰惨なドラマで、映像は古いしお勧めしずらいのですが、英祖と思悼世子の葛藤はよくわかるドラマです。(演歌調オープニングにも驚きますが。配役は、思悼世子はイム・ホ氏、恵慶宮洪氏はホン・リナさん(「大長今」のクミョン)、英祖はパク・クニョンさん、企画がイ・ビョンフンさんです
米櫃関連シーンはこの動画からリンク先をたどればみられますhttp://www.youtube.com/watch?v=JFfb8SJr2is&NR=1))


正祖からするとまぁ思悼世子は大事なお父様ですけど、思悼世子の悲劇が起きる背景には党争が激しかったからというだけではないではない王室内のいろんな事情も絡み、ある種、朝鮮の権力闘争の伝統が極まった?ためにおこった悲劇ともいえるとおもいます。
だからこそ、英祖は、後悔したし、今度こそ、この悲劇を繰り返さないように、正祖の即位に正当性がたつよう早世した長男の養子に正祖をする等して王として祖父として正祖を守ったし、世子教育には失敗したけれども、
失敗した過去の苦い経験を活かして、慎重を期し、思悼世子のときのように厳しすぎる教育は行わず、英才教育は施しながらも暖かく見守るようにして、世孫教育には成功した。
(正祖は、お母さんは有名な宮中文学を残したくらいのひとですからそちらからの優秀な頭脳も受け継いだでしょうし、正祖母の身の処し方、教育もよかったのも幸運だったのでしょうね。こんな本もでてますよ。
http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2005052146788


だからこそ、正祖という名君がうまれたのではないかしらんなんておもいます。

「同伊」からどんどん話題がずれていってしまいました(^_^;)が、Upされている歌をうたっている俳優兼歌手のチャン・ナラちゃん(明朗少女成功記、ウェディング等)、透明感あってこの曲いい曲ですよねぇ。
ナラちゃん明るく元気な曲もいいけど、こういうしっとりした曲も上手なんだなぁーとおもいましたよ(*^。^*)
  • posted by 木の実 
  • URL 
  • 2011.02/11 10:11分 
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No title 

ピックさん、お久しぶりです。ご視聴ご苦労様でした。
このドラマ、
トンイの一見でしゃばでなさそうで実はかなりでしゃばりなその性格(イ・ビョンフン監督は、「トンイは朝鮮時代のキャンディです」とおっしゃってました。漫画キャンディキャンディは、アニメ含めて韓国で有名です)
がはっきりいって私は気に入りませんでしたが、
ファンタジー史劇としては、なかなかキレイにまとめていて、韓国では爆発的な人気は得られませんでしたが、少女漫画の王道をいくような話の展開(ご都合主義が爆発してましたが(^_^;))や、好きな女性に一途でかわいらしく愛嬌ある、権威主義的でない王粛宗の描かれかた等、韓国よりも日本で受けそうなドラマだとおもいます。

(ただ、にわかせんべい君には最初、愛の三角関係になる予定だったらしいのに、粛宗とトンイのラブラインが好評すぎて、メインから脇役になってしまって影が薄ーくなり、お気の毒でしたね)

横レスけどminoさんの疑問な件についてですが、
思悼世子の悲劇が起きる背景の一番の原因は
激しい党派争いのせいですが、あの事件が起きた背景には、党争以外にも英祖と、思悼世子の性格や相性後宮事情等含めていろいろな事情があります。
(この書き込み他サイトでかいた自分の書き込みと若干重複するのですが(^_^;))
以下、多分かなり史実に近いだろうと思われるものをネタバレします(ドラマイ・サン、同伊、大王の道、正祖暗殺ミステリー8日等と絡んでくる話です。)のであけますね




英祖は、コンプレックスや疑惑に苦しめられた人でした。
まず、母の出自が宮中最下層のムスリ(奴婢)で両班どころか、チャンヒビンのような中人出身でさえなかったために、王といっても、臣下からの蔑みの目で見られた部分がありました。
たとえば、英祖は、死んだ自分の母のお墓を、王の生母にふさわしいそれ相応の立派なものにしたいと願ったのですが、賤民出身だから…と墓の格式を上げることについて臣下達からの難色をしめされ、英祖が、生母の墓をそれなりの格の「園」(王と王妃の墓は通常「陵」ですが、それよりワンランク落ちるけど王子や王女の格式のレベルのお墓)にして、念願をかなえるまでには、王位についてから、二十年以上も要しました。
また、英祖の兄景宗の死因にいまいち怪しいところがあったために(あまり体の丈夫なひとではなく、死ぬ前の体の調子もよくなかったですが、食べ合わせが悪いもの食べたせい?もあり、急逝したようです。その時の治療の薬ににヨニン君があるものを医師の反対もあったのにつかったらしい。)、兄を殺したのではないかという疑惑でもちきりになって、それも英祖を苦しめました。
また、都市伝説の類?みたいなデマですが実は英祖は粛宗の子ではないのではないか(英祖のことを、キム・ヘス版「チャンヒビン」で、ソン・イルグク氏が演じているキム・チュンテク(「同伊」ではシム・ウンテクのモデルとなっている人)と淑嬪チェ氏との間の子ではないのかと疑う人らがいたようで(淑嬪チェ氏のうんだ子らの朝鮮王朝実録等に残る子供の生誕死亡記録と粛宗の通い方子供のうまれた月の計算がビミョーに変ではないかと怪しまれたようであると最近私が韓国語で読んだ英祖関連本「英祖の3つの嘘」なる本にもこのひどいデマというか都市伝説?がかいてありましたよ)
チャンヒビン死後、淑嬪チェ氏は、史実では、権力のバランスを保つことにすぐれていた粛宗から、警戒されてあまり厚遇されなかったのもこの都市伝説を補強したでしょう。)とにかく英祖が、もし賤民出身の母から生まれたのでなければこれほどひどい疑惑やデマ、コンプレックス等に苦しめられたなかっただろうに、大層苦労した人なのです。
英祖は、そういう葛藤をのりこえ、自制を重ね、猛勉強して学識もさらに身につけ、臣下に教えをこうのではなく。王自ら臣下に学問を教えるほどになった努力の人でした。

そんな努力の人の英祖、早世した長男の孝章世子の分まで!と次男の思悼世子に、厳しく接して期待をかけたのでだとおもいます。遅くできた子供だったから、期待もなおさらふくらむというもの
帝王教育に力をいれ、甘やかさず厳しくした。
そして世子も私のように学問を究めてほしい、王としての資質を身につけてほしいとプレッシャーをかけたのでしょう。ただ、その期待に息子の思悼世子はいまいち応えられなかったよう・・・
また親子といっても相性があるとおもうのですが、
英祖の苦労人としての経歴や生い立ちからきた屈折や、それゆえか足をすくわれないように厳格に生きてきたこと等も二人の親子関係の相性にいい影響をおよぼさず英祖と思悼世子はとにかく相性の悪い波長の合わない親子だったようです。
(英祖は、自分と気の合う翁主ら(娘)のことはべたかわいがりだったようなのですけど、世子だと下手したら政敵ですから、なにかというと、自分のカンにさわるようなことを口走ったり、自分のコンプレックスを刺激するようなことをふっとした拍子に口走ったりする、学才も、自分の期待より落ち、ご機嫌伺いをする人をとりまきにしてるようにおもえたわが子にたいして失望しても仕方ないかもしれません。
しかし、それでもわが子にはちがいないのですから、
もう少し世子がストレスをうけないように、そして世子の個性を尊重するし、世子からみて自分は父王様に愛されていると実感できるようなはたから見てもよくわかる見える愛情を注ぐべきだった、生身の人間として暖かく接すべきだったのではと、英祖や思悼世子等関係の資料、関連書籍など読んだかぎりでは思えますね。厳しくするばかりではだめだったのに。。。
こういうことがストレスになってか、思悼世子は、かなり精神的に不安定な人だったのでは(今風に言えば鬱…かな。躁のときもあったよう)ではないかといわれてたりもしています。
http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2007061504848
正祖母で思悼世子の正妻の恵慶宮洪氏(イ・サンではキョン・ミリさん)がかいている「恨中録(閑中録ともいう)」という婉曲な言葉づかいの宮中暴露?文学にもに、このあたり世子の精神状態の含めて当事者からみた裏事情が描かれていますね
(ただ、この恨中録、婉曲話法とはいえ結構悪口もかかれてます(^_^;)が、このなかで、恵慶宮洪氏は、自分の夫を最終的に死に追いやった英祖のことは非難なんてしていません。彼女自身の実家も思悼世子の事件のときに傍観的な態度をとっていて、ただでさえ複雑なのに、余計に複雑な立場におかれた彼女、夫はあきらめても息子の正祖だけでもいかさなくちゃとおもったでしょうし、また、宮中での処世術的にも、彼女自身のプライドとしても、自分の夫を最終的に追い詰めた王や名門の実家筋の夫を見殺しにした関係者等を非難するなんて、とてもとてもできなかったのでしょう。賢い彼女は、正祖に王を恨むよう教えるなんてことは懸命でないとおもったのでしょう。)

英祖は、王として、素晴らしい政策もたくさん行っていますが、世子教育には正直失敗した人ですね。(それにこの時代についても資料など読むと、英祖は好き嫌いかなり激しい(^_^;)人だったようで(汗)

そんなこんなもあり、
ドラマ「同伊」だとヨニン君は、同伊の教育のかいあってか、愛されキャラで、利発で素直なんですけど、史実から考えるに、単純明快とは程遠い複雑すぎるくらい複雑な内面をもっていたわけですから、あまりにも美しい描き方をすると、今後英祖と思悼世子の悲劇がつながりにくいような気がして心配だわーなんておもったりもしましたよ。

  • posted by 木の実 
  • URL 
  • 2011.02/11 09:51分 
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minoさんへ 

> ほんとそうでしたねぇ~。韓国ドラマのこういう点本当に好きです。今、華流も巻き返しつつありますが、でも何か日本人にとり韓国のテイストの方がしっくりくるような気がします。

時々行きすぎた感じのテイストもありますが、
ドライに作られた最近の日本のドラマにはない良さがありますよね。

> 書きたいことが山ほどありますが、ひとつちょっと??なことが・・このヨニン君、後英宗となるわけですが、どうして息子をコメびつなぞに入れ処刑したのか?母のトンイが生存ならどういったのでしょうか?この点がつながらず、????です。

これは、王様の持つ悲哀というか、人を信じられなくなった、ということなのでしょうかね、、、
粛宗だって、もし新しい中殿との間に子供が出来ていたら、
ヨニン君はどうなっていたかわからないですよね。

そういう意味でも、もう一つの粛宗の真実、とても興味深いです。
権力者って結局孤独なのでしょうか。
子供や妻は信じても、彼らを取り巻く勢力は怖いのかもしれません。
そうなると一番愛したい対象を遠ざけるしかないのかも。

> PS
> ピックさん、私のコメを優しいとおっしゃってくださいますが、ピックさんの切り口も大変やさしいまなざしで見ているのが十分感じられますよぉ~~

アハハ~ありがとうございます。
ドラマの内容によっては過激に吠えてる時もありますけどね(苦笑)

minoさん、何日か前にメールしていま~すv-216
  • posted by ピック 
  • URL 
  • 2011.02/11 00:33分 
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ぴょんさんへ 

> ヒビンとトンイをあえて対照的に書くことによって、制作者の語りたいという内容を明確にしていたと思います。ヒビンも最初は持てる側だったのに、必要以上に欲してしまったのかな。

ですよね。
以前私が見た「チャン・ヒビン」では、トンイのことはあまり扱われてなくて、
ヒビンがとにかく自滅していくそんな内容でした。
亡くなった中殿との対立ばかりが描かれていました。
なので、今回のトンイとヒビンの対照的な描き方は面白かったです。

> トンイの生き方は、攻撃されてきた相手の息子をも愛すという、なかなか現代では受け入れがたい考えかもしれませんが、理想としてあるべき形だなぁと思いました。これからNHKでも放送されて、どんな風に日本の視聴者に受け入れられるのか楽しみでもあります。

ホントですねぇ~
非常に善人のトンイですが、一方的にやられるばかりじゃなく、
そう快感も味わえるような演出ですし、これからたくさんの人たちが見て、
チャングムの時のようなシンドロームが起こるかもしれませんね。
  • posted by ピック 
  • URL 
  • 2011.02/11 00:26分 
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  • posted by  
  •  
  • 2011.02/10 00:02分 
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No title 

ピック様

素敵なレビューありがとうございました。

いつもながらまったく同感です!!

私の様に、韓流を語り合える人がいない人にとり、この様なブログのレビュー、それへの皆様のコメントがとても楽しく、賛成意見も反対意見もそれぞれ面白いのではないでしょうか。目からうろこ状態でいつも読ませていただいております。

>何なのだろう、この感情、すごく悲しいドラマだったわけでもないし、
成功者のドラマだったのに、すごく達成感に溢れてるというドラマでもなかった。
でも、ここまで優しく尊いものを見せてくれたことに、何だか涙が出て仕方なかった。

ほんとそうでしたねぇ~。韓国ドラマのこういう点本当に好きです。今、華流も巻き返しつつありますが、でも何か日本人にとり韓国のテイストの方がしっくりくるような気がします。

書きたいことが山ほどありますが、ひとつちょっと??なことが・・このヨニン君、後英宗となるわけですが、どうして息子をコメびつなぞに入れ処刑したのか?母のトンイが生存ならどういったのでしょうか?この点がつながらず、????です。

PS
ピックさん、私のコメを優しいとおっしゃってくださいますが、ピックさんの切り口も大変やさしいまなざしで見ているのが十分感じられますよぉ~~
  • posted by mino 
  • URL 
  • 2011.02/09 01:16分 
  • [編集]

いつも思うこと… 

こんにちは、ピックさん。
一足早く見終えていましたが、このトンイ、僕もめちゃくちゃ感動した!ってわけではないんですが、すごくいいドラマでした。

ヒビンとトンイをあえて対照的に書くことによって、制作者の語りたいという内容を明確にしていたと思います。ヒビンも最初は持てる側だったのに、必要以上に欲してしまったのかな。

人間のもつ欲の深さ、それに囚われた結果、どのような結末がまっているのか、そして、囚われなかった結果、どのように人は生きることができるのか?そんなものを提示していたように思いました。

トンイの生き方は、攻撃されてきた相手の息子をも愛すという、なかなか現代では受け入れがたい考えかもしれませんが、理想としてあるべき形だなぁと思いました。これからNHKでも放送されて、どんな風に日本の視聴者に受け入れられるのか楽しみでもあります。
  • posted by びょん 
  • URL 
  • 2011.02/08 13:39分 
  • [編集]

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