新・ドラマ囲炉裏の会

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進藤と風越

「救命病棟24時」と「官僚たちの夏」の2作品が今週、最終回を迎えた。
どちらも見ていてすごく頭を使った。
扱っているテーマが難しかったってこともあるんだけど、
すっきりと回答が出ない題材だったからかもしれない。
だから、悪い意味ではなく、どちらもはっきりしないラストだった。
でもこの2作品の主人公、進藤と風越がなんだかすごく似ていた。
そして見ているうちに、彼らの存在価値って何なんだろうと思ってしまった。



ちょっと前の時代の彼らなら、こういう強いキャラクターはヒーローとして捉えられていたし、
皆のあこがれだった。
現に「救命病棟」初期シリーズの進藤は、神がかっているほど、圧倒的な存在感だった。
ユースケサンタマリアが束になってかかっても絶対揺るがないほどの(笑)
しかし、第4シリーズを迎えた今回の進藤は、そのキャラクターが絶対的には見えなかった。
その理由は……時代に合っていないから、、、
「官僚たちの夏」の言葉を借りれば、「古いエンジンを積んだ車」ということになる。




進藤と風越は、理想の実現のために自分を決して変えない。
その実現のために、決して妥協もしないし、取引もしない。
その理想とは……弱者を見捨てないこと、、、

救える命を見捨てるのは、犯罪だ。

患者や国民の幸せを一番に願う、そのもっともベーシックな部分にこだわる彼らの生き様は、
強くたくましく、カリスマ性すら帯びている。
しかし同時に、あまりに早く走りすぎる彼らに追いつこうとして、
凡人である人々は息を切らし、次々に倒れていく、という現実もまた無視できない。
その現実を変えようと模索する澤井(ユースケ)や、玉木(船越)のような人々の主張も、
あながち妥協だとか、取引だとは言えない説得力がある。
どうかしたら、進藤や風越のような人間のほうが、理想に走りすぎているようにも見えるのだ。

絶対的に医師や看護士などのスタッフが足りない環境で、
それでも目の前に運ばれてきた患者を救えないのは、はたして犯罪だろうか、、、
沖縄で十数年もアメリカに占領され、つらい日々を過ごしている人々を、
貿易規制され、縮小を余儀なくされた繊維業界の人々より優先したことが、
はたして売国奴とののしられるほどのことなのだろうか、、、

これは実にどちらも難しい選択だと私は思う。
手一杯だとホットラインを断ることも、繊維業界を見限り沖縄返還を優先したことも、
どちらも絶対的に非がある選択とは言えない。
つまりどちらも私利私欲に走ってないだけに、白黒はっきりつけられない話なのだ。
だからなんとなくどちらもすっきりしない終わり方だったのだろう。

救命のラストのほうで、「踊る大捜査線」のラストみたいに、
「おれたちは走り続けるから、おまえもがんばれ!」みたいな進藤のセリフがあった。
何かを変えていくためには、この二面性が大切なのだろう。
絶対的な強い理念を持った人による現場での実践力と、
大局を見渡せるバランスを持った人によるスマートな指導力、、
その両輪がかみ合っていかないと、最大の幸福というものは実現できないのかもしれない。

そういう意味では、時代に迎合してなくても、
進藤や風越のような男もやっぱり存在し続けなければならないってことだよね(笑)

病院を去る車中の澤井がなんとなく弱々しく見えたのは、
ユースケの風貌のせいか、あるいは、現代の医療制度のせいか、どっちだろ、、、(苦笑)
  • [No Tag]

*Comment

ぴんくさんへ 

> いつも韓ドラレビューを楽しく読ませていただいているぴんくと申します。

はじめまして。読んでくださりありがとうございます。

> 政治というものがからんでくると、ホント難しいですね。

政治はバランスや妥協によって成り立ってますから、どうしても優先順位ができてしまうのかもしれませんね。
今も八ツ場ダム問題など毎日ニュースで言われてますしね。

> 進藤・風越 と 澤井・玉木
> どちらの気持ちも理解できるだけに、普段なら正義あふれる主役の方に感情移入していくのですが、今回どっちへいけばいいのやら・・自分でもふらふらと決められなくて・・見てて疲れました(汗)

すごくわかります。
主役がストレートに正しいってわけじゃないので、ほんと自分の気持ちが揺れましたよね。
私も疲れました(笑)

> 最後のユースケ・・ホントに弱々しく見えましたね。。
> これは彼の風貌(笑)ではなく、やはりこれから彼が向かう医療制度改革への道のりの大変さを表したのかなと・・
> 私は思いました(^^)V

おっしゃるとおりだと思います。
進藤たちのような人々も自分に厳しく行動していかなければならないので、大変だと思いますが、
それと同じくらい、制度を大きく変えるということは難しい道のりですよね。
だからこの2作品、とてもタイムリーで、難しかったですがとても楽しめました。

また遊びに来てくださいね♬
  • posted by ピック 
  • URL 
  • 2009.09/28 00:37分 
  • [編集]

Re: 進藤と風越 

いつも韓ドラレビューを楽しく読ませていただいているぴんくと申します。

はじめまして~。

で、今回この国内ドラマですが、
進藤と風越・・なるほど、とうなりながら読ませていただきました。
この2作品、確かにどちらもすっきりしない、問題テンコ盛りで終わっちゃった最終回でしたね。

でもピッグさんのレビューを読んでちょっとすっきりしたんです。

政治というものがからんでくると、ホント難しいですね。

進藤・風越 と 澤井・玉木
どちらの気持ちも理解できるだけに、普段なら正義あふれる主役の方に感情移入していくのですが、今回どっちへいけばいいのやら・・自分でもふらふらと決められなくて・・見てて疲れました(汗)

確かに「現場での実践力」と「スマートな指導力」、この二つがうまくかみ合ってこそ理想的に進んで行けるのだけどね~~。
しかしこれがなんと難しいことか・・・

最後のユースケ・・ホントに弱々しく見えましたね。。
これは彼の風貌(笑)ではなく、やはりこれから彼が向かう医療制度改革への道のりの大変さを表したのかなと・・
私は思いました(^^)V
  • posted by ぴんく 
  • URL 
  • 2009.09/26 10:06分 
  • [編集]

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