新・ドラマ囲炉裏の会

遊びに来てくださりありがとうございます。 好きなドラマの感想や、日々の徒然を書いています。

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貞美の罪



土曜日、久しぶりの飲み会があって、歌舞伎町に行ったんだけど、
久しぶりだったせいか、今日は一日中体調が悪くてずっと寝てた、、、^^;
あまり飲まなかったのにな~
新宿という街に酔ったのか。。。

その飲み会で興味深いディベートが勃発した。
四人のうち三人までが見ている「風のガーデン」、、
その貞美とルイの、父と娘のシーン、何か変じゃなかったかと、、、

私とHさんはすごく違和感を感じたんだけど、Kさんは特に何も感じなかったらしい。
私はなんせ6話まではダイジェスト視聴だから、あの父娘のシーンに到るまでは、
もっと色々あったんだろうと、もしかしたら1回くらい父に会うシーンがあったのかと思うほど、二人の会話が自然で、多くの確執を乗り越えた親子には見えなかったんだけど、
あのシーンが、貞美が富良野を後にして、初めて父娘が会ったシーンだと聞いて、
ルイはどうしてあんなにフレンドリーに父と対せたのか、、という話になった。

貞美が過去に犯した罪、それをルイはなぜ簡単に許せるのか、、、

岳のような息子を抱え、唯一頼りたい夫には女がいて、そんな中、
追い詰められた妻は、自殺してしまう、、、
私の中では、父貞三が、貞美を勘当するとき語る裁判官の罪状のような言葉が、
そのまま貞美の罪としてインプットされていたので、
彼の罪というのは、揺らぎようのない、誰から見ても一様のものだと思い込んでいた。

でも、「風のガーデン」を見ていないHRさんが、ふと、
「何も死ぬことはないのに…」と言ったのだ。
遺された子供にしたら、それは貞美と同罪の罪、とは言わないまでも、近い罪だという。

それを聞いて、あ~なるほどなぁ~と目から鱗のような気持ちになった。



もちろん、目から鱗だったけれど、だからって同意見ってわけじゃない。
私の中では、やっぱり絶対に貞美の罪の方が重い、と思ってしまう。
それは二つの理由があるんだけど、
しかし、貞美妻にも罪があるんだ、という発想はすごく斬新だった。
もちろん、どんなに苦しくても、子供たちのために歯を食いしばって生きていくべきなんだよね。
そうすることで、子供たちにも母親が自殺した、という残酷な悲しみを背負わせなくてすむわけだし、
貞美自身もまた、後悔し懺悔できる機会が、いつか与えられるかもしれないからだ。

だた、前述した貞美の罪への、私なりの二つの理由、、、
物事には順序がある、というのが第一の理由。
つまり、貞美妻の自殺は、貞美が女に逃げ込みさえせず、
妻と向き合い、支えあいながら岳を育てていれば、
恐らく起こらなかったであろう悲劇であるということ。

魔王のオスが親への愛情不足のゆえにグレて、模範生のスンハ兄を刺す(真似であったとしても)ようなことさえしなければ、スンハ兄側には何事も起こらず、スンハもまた一切その後の行動の中に、
あのような殺人計画を考えることはなかった、というのと一緒。

つまり先に悪いことをした側の罪、というのは、やはりどうしても重いと考えざるを得ないのだ。
ただ、だからと言って、そのことが原因で自殺を選ぶ、それもまたいけないという考えもものすごくわかる。
離婚して慰謝料をたっぷり請求する^^;、なんていう選択肢もあるし、
舅に助けを求めることだってできたかもしれない。

だから百歩譲って、貞美が子育てを放棄し、女の元に逃げ込んでいたことが原因で、妻が自殺した、という罪を、
妻の自殺の原因となる十分な状況証拠はあるように見えるけれど、
あくまでそれは倫理的な道徳観によるものもあり、
妻が自殺、という選択肢を選ぶこと自体も度が過ぎているため、
もし私が裁判官として、彼を裁いていいなら、執行猶予つきの量刑、というのが妥当なのかなとも思う。

しかし、彼を許せないもう一つの理由、、、
それは、遺された者達の解釈が、貞美の浮気=妻の自殺、という状況にあったにも関わらず、
貞美が看護師長の妙子と、ずっと関係が続いていたいう事。
ただ、貞美と妙子の間に愛人関係が今も尚続いているかどうかというのは、非常に曖昧な描き方をしてはいるんだけど、
「あの世ぉ~」と貞美が語る、倉本先生のお気に入りの場面での二人の会話で、
顔色が悪い貞美を心配して「今夜、何か作りに行くわ」という妙子に、
「いいよ、そんな気分になれない」みたいな言い方をするシーンがある。
この“そんな気分”という言い方が、
かつての愛人へのリップサービスで言ってるのか、
あるいは、本当にそういう関係がまだ続いているのか、
よくわからないのだ。
だが、いずれにしても、ただの看護師と医師の会話ではないことは確か。

これは道徳的、というより、人間的に許されない。
一人の人間を死に至らしめるほど、苦しめた関係。
それを継続する理由があるとしたら、その『死』を乗り越えても尚、愛し結ばれる愛以外はあり得ない。
妻の死や家族との絶縁よりも尚、崇高な愛以外は、あり得ない。
それ以外で会い続ける理由、それが、私の道徳観ではあり得ないのだ。
たとえ愛人関係じゃないとしても。。。

だって、仕事場がたまたま一緒だった、というのもおかしい。
一緒に東京に逃げてきたのか、妙子が追いかけてきたのか、
それはわからない。
しかし徹底的に妙子を拒否することは、
医師という職業なら出来たことだ。
まして妙子は貞美の同僚と結婚している。
そんな状況の中でもまだ愛人、
あるいはプチ愛人関係を続けているとしたら、
貞美は二重に罪を犯したことになる。
本当の意味での反省は全くしてないことになる。。。

だから私はこの二番目の罪状で、貞美に有罪を宣告したい。
ほんの過ちで妻を死に至らしめただけではない、
有力な証拠だと思うから。。。

ただ、この二番目の罪をルイは知らない。
そうなると、母が死を選んだことへの悲しみと、外に女を作った無責任な父親への憎しみ、というのは、子供の目線になると同罪に近いものなのかな?
でも、ルイの不倫話を聞いても平然としていて「二人に同じ血が流れてる」と笑いあう二人は、
やっぱり妙だった。
本当に娘をいとおしむ父親の目線ではないような気がしたけどなぁ、、、

っとまあ、こういうディベートでかなり頭を使った飲み会だったので、
疲れたのかもしれない

でも来年から始まる陪審員制度、「何か手紙来てるよ」なんていう宣伝が流れてるけど、
平凡に見える一つの罪もこんなに見方があるんだな~と
人が人を裁くことってホント難しいんだと、実感してしまったよ。
どうか、当たりませんように、、、

  • [No Tag]

*Comment

金なし2日さんへ 

コメントありがとうございます。

>ドラマの解釈は分からないですが、視聴者自身が様々な解釈・見方をしてもらおうと云うのが、倉本氏の狙いなのでしょう。

おっしゃるとおりだと思います。
実際、あきらかな犯罪ではない、いわゆる道徳的な「罪」というのは、
色々な見方があってしかるべきかと思います。
だからそういうことも考えながら見れるドラマですよね。
今週は、そんな貞美への父・貞蔵の罪、みたいなものも考えながら見ました。
とても興味深いドラマです。
  • posted by ピック 
  • URL 
  • 2008.12/08 20:33分 
  • [編集]

ドラマ見てます。 

楽しく読ませて頂きました。ありがとうございます。

ドラマの解釈は分からないですが、視聴者自身が様々な解釈・見方をしてもらおうと云うのが、倉本氏の狙いなのでしょう。
あえて、答えは出さない・・・・という。
優等生とまでは行きませんが、何の落ち度やイイ人が困難に陥って、「何でこんな人が、こんな目にあうの」と涙を流す様な映画・ドラマに私達は慣れ過ぎたり、理屈にはまったりしているかも知れないので、『風のガーデン』の様なドラマは好評が持てますね。
  • posted by 金なし2日 
  • URL 
  • 2008.12/07 11:21分 
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アビーさんへ 

>幼馴染み(石田えりも知ってる人みたいだから)の冴子と結婚したのは分かりますが、何故妻子が富良野にとどまったのか?
そっちの方が疑問ですよ。

ああ、そうか!!
最初は東京で暮らしてたのかもしれませんね。
そこに想像ですが、岳が生まれて色々大変だということになり、
妻子は富良野に戻ったのかも。

>ホームページの白鳥貞三の人物紹介の欄に
妻子別居のいきさつが書いてありました。

おお!!ありがとうございます。見てみます♪
  • posted by ピック 
  • URL 
  • 2008.12/06 15:27分 
  • [編集]

貞美、相当ひどかったみたい・・・ 

ホームページの白鳥貞三の人物紹介の欄に
妻子別居のいきさつが書いてありました。
これで、↑の疑問は解消しました。
ドラマ本編を見ていても、全く気が付きませんでした。
序盤はあまり熱心に見てなかったからね^^;
録画もしてないし・・・。
  • posted by アビー 
  • URL 
  • 2008.12/05 08:57分 
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ピックさんへ 

>しかし、なぜ東京なんだろ?

進学した大学が東京だと思います。
卒業後そのまま医局に残ったのでしょう。
そういうケースが貞美世代は大多数だったと思いますよ。
出身校以外の医局(実家のあるところ)に進む人もいましたが、
大学の生え抜きとして実績を積み、地位を上げていく人が多かったと思います。

幼馴染み(石田えりも知ってる人みたいだから)の冴子と結婚したのは分かりますが、何故妻子が富良野にとどまったのか?
そっちの方が疑問ですよ。
いかにガーデン好きな妻とは言え、普通は夫の傍に居るでしょう。
よほどの事情が無い限り「夫婦は離れない」が原則だと私は思います。
単身赴任は2回経験しましたが、いいものではなかったですね。
  • posted by アビー 
  • URL 
  • 2008.12/04 08:41分 
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アビーさんへ 

>すでに既婚者、しかも同僚の妻で職場不倫だったと思います。

そうか、、、すでに妻が生きてる頃から東京に単身赴任してたんですね。
しかし、なぜ東京なんだろ?

まあ、あまり深く考えずにドラマを楽しまなきゃいけないんですが、
つい貞美の行動はこのドラマの核になる部分なので、
詮索しちゃいますね(苦笑)
  • posted by ピック 
  • URL 
  • 2008.12/04 01:30分 
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ピックさんへ 

>妙子と貞美は、妻が亡くなったとき、北海道にいたんですか?

多分、東京ですよ。
2人で合房中に、貞美の姉がマンションのドアをドンドン叩いて知らせに来てましたもん。

>その時は妙子はまだ独身だったのでしょうか?

すでに既婚者、しかも同僚の妻で職場不倫だったと思います。

ルイは妻ある人から愛されたので、父の気持ちが理解できたのでしょう。
貞三は息子の罪は許せなくても、息子への情愛は無くなりはしませんよね。
岳は純真で天使のような子ですから、貞美の犯した罪の認識すらありません。
ということで、最も傍にいて欲しい3人に受け入れられた貞美は幸せな最期を迎えることになるのでしょうね。

綿密に描く韓国ドラマと違って、想像逞しくしなければならない日本のドラマは、ちょっと謎めいてますよね。
ましてや、ピックさんは2~6話をダイジェスト視聴ですからね。もれなく見ている私でさえ分からないところがいろいろとありますよ。

  • posted by アビー 
  • URL 
  • 2008.11/29 21:06分 
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ひろんさんへ 

>私は傾かないように、バランスよく中央に配置してます。

なるほど。
少しデカイのを使った方がいいのかな?
急に冷やしたらダメだとダンナに怒られたんだけど、
ひろんさんは最初から冷やしてるの?
  • posted by ピック 
  • URL 
  • 2008.11/29 17:18分 
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アビーさんへ 

妙子と貞美は、妻が亡くなったとき、北海道にいたんですか?
で、その時は妙子はまだ独身だったのでしょうか?
妙子はどの時点で貞美の同僚と結婚したんでしょうね、、、

なんか考え出すと不思議ですよね、、、
  • posted by ピック 
  • URL 
  • 2008.11/29 17:10分 
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ありゃりゃ 

私はまだ本調子じゃないですが、ピックさんは
寝込んじゃったんですか!
2次会の喧騒とタバコの煙にもやられたのかも(苦笑)

冷やすのにはアイス○ン的なものを使ってます?
私は傾かないように、バランスよく中央に配置してます。
もっとも私はマウスでゲームをする時だけそうしてた
ので問題なかったですが、キーボードを使うときには
揺れて不便かもしれませんね。その場合は傾けて使う
しかないかなー?
  • posted by ひろん 
  • URL 
  • 2008.11/27 21:04分 
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憎めない悪人 

>妙子と二人、駆け落ち同然に東京に出奔したのでしょうか?、、、

それはないと思います。
妙子の夫も、現在勤務中の大学病院に6年前までは在職していたようなニュアンスでした。
貞美が麻酔科教授就任(立候補か?)を院長から打診されたときに、妙子の夫を推薦してましたよ。「そろそろ戻してやってはどうか」って。

だとすると、同じ職場の同僚(しかも友人)の妻を寝取るんですから、相当な不道徳者ですよね。
浮気も一人じゃできないから妙子も同罪ですが・・・。

ホント。今夜が楽しみです♪
  • posted by アビー 
  • URL 
  • 2008.11/27 16:25分 
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ひろんさんへ 

>想像だけで討論に参加したので、私も体力使いました~(笑)

具合は良くなりましたか?
私は翌日具合が悪くて一日寝てました(苦笑)
頭使っても疲労になるんだね。

あ、、パソコン冷やしてみたけど、
あれって斜めになるでしょ?
どうやってるの?
  • posted by ピック 
  • URL 
  • 2008.11/27 13:57分 
  • [編集]

アビーさんへ 

>貞美が富良野に妻子を残して、東京に単身赴任してるのも、不自然と思えなくもありません。

ですよね。
妙子と二人、駆け落ち同然に東京に出奔したのでしょうか?、、、
私の中では貞美の行動はあり得ないと思うのですが、
そういう状況だと、逆にその不道徳な関係に執着する場合もある、という意見も出ました。
逆にその関係しかもうなくなるわけですしね^^;

今夜が楽しみです♪
  • posted by ピック 
  • URL 
  • 2008.11/27 13:51分 
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見てないだけに 

想像だけで討論に参加したので、私も体力使いました~(笑)
こりゃあ集中放送があったら絶対に見なくちゃと
思った次第です。

  • posted by ひろん 
  • URL 
  • 2008.11/26 21:59分 
  • [編集]

ピックさん 

貞美が富良野に妻子を残して、東京に単身赴任してるのも、不自然と思えなくもありません。
布施博と医学部の同窓生のような雰囲気だったし、普通に考えれば北海道の大学病院にだって麻酔医は必要でしょう。ましてや子供の問題は夫婦で背負うべきなのですからね。
妻の自殺と親からの勘当にもめげず女遊びをしている
貞美はおそらく健康なままであれば、
反省することなく、生き方を変えることもしなかったでしょうね。

あのガーデンですが、生計に役立ってるんですか?
それとも趣味の領域?

突っ込めばいろいろ出てくるんですが
ホワ~ッと見ています。
  • posted by アビー 
  • URL 
  • 2008.11/25 17:19分 
  • [編集]

アビーさんへ 

>でも、好きな俳優が演じていると、な~んか薄らいじゃうんですよね。

それは十分ありますよね。
ただ私も中井貴一すごく好きなんですが^^;

だから飲み会でも話したんですが、
倉本先生は父娘の描き方がイマイチだねと。
しばらく離れて暮らしていると、娘でも一人前の女性として見れるんでしょうか?
父性愛ってのは、母性と違って本能じゃないのかもしれませんね。
そう考えるとこの脚本にも納得がいきます。
  • posted by ピック 
  • URL 
  • 2008.11/25 15:07分 
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好きなら目を瞑れる? 

貞美って、よく考えたら(軽く考えても)家庭人として
相当罪深いんですよねぇ。(-_-;)
こんな夫は最低です!
私が、妻だったとしたら絶望して母子心中したかもしれないとすら思いますよ。

でも、好きな俳優が演じていると、な~んか薄らいじゃうんですよね。
父娘の会話も違和感が無いわけではないですが
残された時間が少ない貞美目線で見ると、
まぁいいじゃないかと思えてくるんですよ。(苦笑)

逆に、スンハに関しても同じだったかもしれないと思います。
俳優に思い入れがなく演技も未熟であれば、罪深いところだけに照明が当たってしまうんです。

敢えて言うならば、
気になったところは岳の障害です。
かなり難しい言葉は理解しているのに、社会生活が営めない・・・高機能自〇症とかの類でしょうか。
岳と貞美の交流は微笑ましいですね♪

  • posted by アビー 
  • URL 
  • 2008.11/24 08:42分 
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