新・ドラマ囲炉裏の会

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白い巨塔 4

白い巨塔4-1


私が今、どれほど我慢しているか、分かるか?
こんな無礼は耐えられない、帰ってくれ!!


教授選辞退を迫る財前側医局員たちに怒りを抑えて
こう言うノ・ミングク(菊川教授)。
ここも白巨ファンなら忘れることが出来ない名場面。
金沢大学の殺風景な研究室に乗り込んだ佃と安西に、
「僕が今どれだけ自分を抑えて話し合っているか、
あなた方にはわからないのですか?」
と、だるまストーブの前で、少し過剰な演技の米倉氏は、
忘れられないインパクトがある。

とにかく前のレビューにも書いたけど、韓国版は、現代風アレンジが抜群にうまい。
まさに昭和53年放送当時に存在した財前、里見が、31年の歳月を経て、
この時代にふさわしい形で蘇ったみたいなのだ。
私がいくら田宮版「白い巨塔」が好きでも、
あの時代の彼らをそのまま映像化したら、あまりに滑稽で、
伝えたいテーマも、伝わらなくなってしまうだろう。
しかし、その伝えたいテーマはそのままに、現代という時代に見事にマッチさせた
製作者達の感性に、私は拍手を送りたい。
日本人が出来なかったことを、韓国人がやってくれたんだから

ストーリーはもう皆知ってるから、隠すこともないんだけど、
イ科長(東)側、ジュンヒョク(財前)、ヨンギル(鵜飼)側が、
それぞれ教授選挙戦の票読みに入るところ。

この対立も、韓国版の味付けはなかなか面白い。
イ科長が作った新病院の企画案を、科長の目の前でビリビリに破るジュンヒョク。
新病院の主が、

今は違います、しかし、次は私です。

っと大胆にイ科長に言い放つジュンヒョクがなかなかいい♪

そしてちょっと興味深く見たのが、オ科長(大河内)との絡み。
結局、教授選の流れは基礎の票しだい、というもくろみから、
両陣営がオ科長に接触を図るんだよね。
まあ、このあたりの腹の探りあい、そしてそれに対する大河内の厳粛さというのは、
日本版が若干リードかな?

財前批判を婉曲に伝えようとする今津教授の言葉に頷きながらも、
少しでも教授選の公平さに欠ける言動に触れると、
どちらの陣営にも加担しないという、凄まじいまでの公正無比な姿勢、
それは、あの加藤嘉氏(田宮版)、品川徹氏(唐沢版)だったからこそ
出せた雰囲気だったのかもしれない。
韓国版の大河内教授の、一見柔らかではあるけれど、
ちょっと腹が読めないキャラもなかなか面白い味付けなので、
この『奈良の大仏さん』と財前又一に言わしめた大河内が、
今後、韓国版でどういう風に演じられるのか、楽しみに見ていこうと思う。

そして韓国版で感心するのは、ジュンヒョクとミングクの出会いもそうだったように、
ストーリーが実に自然で淀みないということだ。
原作に脚色を加えていて、独自のエピを取り入れてるんだけど、
それが原作を決して壊さず、むしろとてもいい流れになっている。

たとえば、4話から5話につながるエピなんだけど、
ジュンヒョクが3つの臓器を同時移植する、という偉業に挑戦するエピ。
そのオペを見学させる、という名目でイ科長がミングクを呼び寄せる。
その夜、イ科長の娘ユンジン(佐枝子)とミングクを見合いさせるイ科長。
そのホテルに、ジュンヒョクの部下である医局員が威嚇に来るわけだ。

そしてそれに腹を立てたイ科長に対して、
入院中であった娘ユンジンとミングクを見合いさせたことを、
問題視するジュンヒョク。
一歩もお互い譲らない緊迫した対立の中でオペが開始。
そこで、イ科長が倒れ(わざと)、執刀者にミングクを担ぎ出す。

ね、ストーリーの流れに無駄や無理がなく、とてもいいでしょ?

そして、ドヨン(里見)もしっかり見せてくれる。
オペの出来ない難病の子供の母親と話をする場面。
悲嘆にくれる母親のそばで、僕は決して諦めません、と語るドヨン。
その静かだけど固い信念が伝わるドヨンの人間性が、
ちょっとしたエピの中に、しっかり描かれていて、
それを影からそっと見るユンジンの眼差しとか、何だかとってもいい。
彼女がドヨンに惹かれて行くであろうその流れがちゃんと描かれているから…

そしてそして、、、

白い巨塔4-2


あまり帰ってやれなくて、ごめん。。。

田舎から出てきた母を車で送って行くジュンヒョク。
もう、この場面、涙がポロポロ出てしまい、参った。
田宮版でも、田舎の母に大阪中央郵便局から、現金封筒を送る財前や、
岡山の田舎から出てきた母を、ケイ子が京都案内する、というエピがあったけど、
韓国版のこのエピも何だか哀愁があって、とても良かった。
明日、大切なオペを控えていても、嫁に遠慮して泊まらない母を、
田舎まで車を飛ばして送ってあげるんだよね。
そして一人帰る道で、自分の生き方、母を孤独にしてまで突き進む自分に、
ふと涙が出てしまう。

おまえがいるだけで十分報われている。

母親の哀しさ、息子の痛み、なんかそういうものが伝わってきて、
とてもいい場面だった。

隠れてオペの手技を練習するイ科長(東)や、
オ科長(大河内)の息子の弱みを握ったピルサン(岩田医師会長)、
そしてユンジン(佐枝子)の選択医療制度に興味を持ったミングク(菊川教授)、
どの場面もエピも、今後の色々な展開に自然につながりそうで、
とても楽しみ♪

特にミングク役のインピョ氏がいい

惜しむらくはケイ子や佐枝子など、女性陣の描き方が若干薄い気がするんだけど、
今後に期待だな。

いや~しかし、韓国版、リメイクだから全く期待してなかったんだけど、
これほど充実感を与えてくれるとは、本当に嬉しいです♪
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*Comment

アビーさんへ 

>人間性に問題があり、功名心にはやると言われていますが、田宮版でも韓国版でも、彼はそんなにひどかったですか?患者本位の医療をおざなりにしたり、部下をあしざまに扱ったりしてましたか?

私もそう思うんです。
実際、原作でも東が別から後継者をと、色々な人に打ち明けるまで、
すべての人が財前を第一外科の後継者だと認める台詞を言ってるんです。
船尾までが…

売られた喧嘩、じゃないですが、
あそこまで財前が悪くなっていくのは、
東がそう仕向けたからだと私は解釈しています。
そうじゃなかったら、財前はその実力を発揮して、
たくさんの患者を助け、世の中に貢献したはずです。

レビューにも書きましたが、
天才を育てる環境、というのは、本当に難しいと思います。
財前や里見のような天才は、どうしても社会という仕組みの中では生きにくいのでしょう。
それを広い視野で守り育てられなかった「白い巨塔」という化け物(東を含めたすべての人々)、、、
それがこのドラマのテーマなんですよね(-_-;)

>そこらあたりが、納得できないのは
ピックさんの言われるミョンミン氏の演技のせいかもしれませんね。

確かに田宮財前は、アクが強くて、ギラギラしてましたからね(苦笑)
当時、見てるときも、父は嫌いだと言ってました。
そういう意味では、ミョンミン氏は優しすぎですが、
作者が財前という人間を被害者であり、東の妬みが生み出した結果の人間と捉えているのであれば、
逆にミョンミン氏の演技の方が、作者の言わんとしてることを表現出来てるような気がします。
  • posted by ピック 
  • URL 
  • 2008.02/11 17:04分 
  • [編集]

イ教授には辟易です 

私の記憶に間違いなければ、こういうエピはなかったよなぁ~と思いつつ見てましたが、
やはり、若干変えてあるんですね。
それも、うま~くね♪

貧しい母子家庭に育った財前が母を思う気持ちには、胸を打たれますが、韓国版でも遺憾なく描かれてますね。

ミングクが優れた医師であることはさておき、
イ教授があそこまでして、ジュンヒョクを後継者にしたくない気持ち(暗い情熱!!!)っていったい何なんでしょう。
人間性に問題があり、功名心にはやると言われていますが、田宮版でも韓国版でも、彼はそんなにひどかったですか?患者本位の医療をおざなりにしたり、部下をあしざまに扱ったりしてましたか?
私には、、イ教授の狭量と妬みにしか見えません。
彼を見ると、気分が悪くなるほどです。

患者の救命と功名心は紙一重な部分もありましょうね。
珍しい症例をみつけたら、自らの手で治したいと思うのは
、実力があれば当然でしょう。
実力を過信して自意識が強く、上から鼻つまみ的な人間だったのでしょうか。
そこらあたりが、納得できないのは
ピックさんの言われるミョンミン氏の演技のせいかもしれませんね。
このままじゃ、ただただ、イ教授だけが1人相撲の悪人ですもの。

病理学教授は日本製の迫力には程遠いですが
すっとぼけた韓国版もなかなかですね。

  • posted by アビー 
  • URL 
  • 2008.02/10 00:56分 
  • [編集]

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